人気ブログランキングへ
にほんブログ村 自転車ブログへ
にほんブログ村

灰色の世界



C-_Users_user03_Desktop_新しいフォルダー_IMG_4935

Mt富士ヒルクライム2017編第3回目です。



切れてしまった心。


それはあっという間に自分のパワーを奪い去っていく。


2合目を目前に控えた所で、ローディの渦の中に消えていくTMNトレイン。


ただ、ただその背中をぼーっと見送ることしか出来なかった。







残された自分



ゆっくり。またゆっくりとTMNトレインの背中が前方彼方へと消えていく。

何かに取り憑かれてしまったような自分の身体に力が入ることはなかった。



気付けばいないと思っていたくしさんがスルスルと後ろから出てきて、TMNトレインを追いかけていく。どこかで見たような光景。きっとそれはくしさんのいつもの走り。

闘志を表に出すことは無く、いつもひょうひょうとしている。


その性格と同じように山の斜面をスルスルと楽そうに駆け上がっていく。



あの背中を追いかけるはずじゃなかったのか?



自問自答した自分はダークサイドに堕ちたばかりで完全に心を閉ざしてしまい力が入らない。










銀色の世界の先は灰色の世界だった。










あんなに嬉しかったシルバーリング。




あんなに輝いていた銀色の勲章。




まさかそんな輝いていた銀色が輝きを失って、灰色になってしまうだなんて去年は思いもしなかった。



仕事や私生活がガラッと変わって今までのような生活を送ることは出来なかった一年。

それでも気持ちだけはちゃんと富士ヒルに向いていたと思っていたし、諦めたりはしなかった。



静かに淀んだ心の声が、ゆっくりと真綿で心臓を絞めていくような気がした。




ここが自分の限界なのだろうか?




山に特化して練習してこなかったし、体重も筋肉も大幅に増えた。


そもそも山なんて嫌いじゃん。



山なんて迂回したいから迂回したいブログなんだろ。



そんな言い訳ばかり頭に浮かんでは消えていく。





もうたくさんだ。





もう十分分かっている。


どんなに言い訳しようが、どんなに理由を探そうが、現実はこの一年自分が歩んでた結果なんだ。

でもそれが最終的な答えじゃないし、これがゴールでもない。


今日がダメでも、今が来年の富士ヒルに続いていく。



上を見ればキリがなく、速い人なんて数え切れないほどいる。

でも一人でも多くの人に勝ちたいし、一人でも多くの人に負けたくないんだ。



ただその一心でこれからも積み上げるしかない。


そこに意味なんてないし、やっぱり辛いことからはなるべく逃げたい。


それでも積み重ねていくしかない。





何度同じ思いを繰り返そうと




何度この苦しさから逃れようと思おうと




ただ自分は進むしかない。



その先にしか自分が望む世界はないんだ。


列車から降りてしまうのは容易い。



でももう一度歩み出そうとしたときには今まで以上に過酷だ。


それは自転車のトレインにやはり似ている。


あれはやはり人生の縮図だ。



一度トレインから降りてしまえばそう簡単には戻れない。

結局その後に第2、第3のトレインがいるからずっと孤独というわけではないのだけど、落ちて行けば行くほどに、よっぽどの事が無ければもう前のトレインには戻れないし、追いつけない。

落ちるほどに自分が目指していた、自分がなりたかった理想と離れていく。


だから辛かろうと必死に食らいつくしかない。



後で追いつこうなんて甘い考えでは、そう簡単に単独で追いつくなんて叶わないのだから。



落ちてしまったなら、もう腹をくくって誰よりも早く切り替えて歩み始めるしかない。



次に向かって。






灰色の世界から再び闘志が燃え上がってくる。


まあ小説風に書いてただけで、現実は単にオーバーペースで死んでた身体が多少戻ってきただけだけどなw



でも気持ちが変われば景色が変わる。



割り切ってもうTMN上位勢には負けたと納得。でも来年は負けない。

こっちはレース中にもう切り替えて来年目指してんじゃぼけ!と良い方に口が悪くなってきた。



昔からスポーツやるにはメンタルが弱すぎる。気負うし、相手の顔色伺ったりして萎縮する。

自分が良い状態を保っている時は良い意味でキレるというか、雑になると言うか、口や性格が悪くなると吹っ切れる。




まるで高校の野球部時代に三者三振で投げきった時のように。




黙々とペースを上げる。


でも冷静に。無駄はあまりせずに。



3合目から向かい風が強くなってきたせいで、思った以上にスピードが伸びないのも分かっていた。なのでしっかりドラフティング入れるとこは入る。

ただペース遅いと思ったり、もっといけると思ったらドンドン飛び出して乗り換えていった。



3合目過ぎた辺りから人の数もまばらになり、適度なトレインが組めずに自分が先頭で後ろにトレインが出来てしまうような状況も多々あった。


そうなったらもう果敢にアタック。


勝手に後ろに付くな死ね死ねばりの毒を心の中で吐きつつ、数十秒ペースアップ。

そして前の集団に追いつくを何度も繰り返した。



一見無駄な行動だけど、これをやっていると小判鮫するだけのやつは千切れていき、ペースアップに反応できる人だけが知らないうちに残っていく。

そうなるとペースを下げてその数人の後ろに落ちても、しっかりペースを維持してくれるので勝手にローテーションになる。


これが小判鮫発想だけの人が集まる集団だと、自分が前に行くのを嫌がって、自分が前に行きそうになるとわざわざペースダウンして千切れていく。




牽いてもらえるから自分も頑張って牽ける。



足並みがある程度揃っているから成り立つ部分もあるのかなと思う。今回は中盤積極的に走って良かったなと思った。






中盤にして闘志を戻した(単にオーバーペースから回復しただけ)自分。


ここからラストへ向けて駆け上がっていく。








つづく




最後まで見ていただきありがとうございます。


ブログ村のランキングに参加してますので


最後にぽちっとしていただけたらrokiが喜びます\(^o^)/



にほんブログ村 自転車ブログへ
にほんブログ村
関連記事
Secret

TrackBackURL
→http://rokirokiz.blog.fc2.com/tb.php/427-001c6c9f